魚貝販売 海人
三重県は東紀州の小さな港町・紀北町紀伊長島区。魚匠 海人はこの小さな港町で「魚貝販売 海人」として誕生しました。紀北町も日本全国の地方で急速に進む過疎化の波に例外なく飲まれています。人口は毎年減少し、町には空き家も増えました。もちろん、そんな過疎化が進む町で事業を始めることに抵抗がなかった訳ではありません。いろいろな人に相談もしましたし、自分自身もかなり悩みましたが「やってダメだったら、一緒に漁師をやればいい」と背中を押してくれた父親の言葉に開業を決意しました。
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三重県は東紀州の小さな港町・紀北町紀伊長島区。魚匠 海人はこの小さな港町で「魚貝販売 海人」として誕生しました。紀北町も日本全国の地方で急速に進む過疎化の波に例外なく飲まれています。人口は毎年減少し、町には空き家も増えました。もちろん、そんな過疎化が進む町で事業を始めることに抵抗がなかった訳ではありません。いろいろな人に相談もしましたし、自分自身もかなり悩みましたが「やってダメだったら、一緒に漁師をやればいい」と背中を押してくれた父親の言葉に開業を決意しました。
開業して1年ほどは八方塞りの状態が続きました。時々手伝ってくれていた幼馴染である橋倉太一にも相談したりして、とことん悩んだ挙句出した結論は、「失うものなんてないんだから、ガムシャラにやる。」というシンプルなものでした。その後、三重県内を中心に居酒屋、レストラン、スーパーなど、鮮魚を扱っている業者を手当たり次第に営業に廻り続ける傍ら、ダイレクトメールなども利用し、とにかく一度でも利用して欲しいとアピールしました。その活動を続ける中で、東海三県なら当日出荷した鮮魚を当日お届けすることが可能なことを発見。中央市場などで鮮魚を購入するより、一日早く、しかもリーズナブルな価格で提供することを売りに受注は少しづつ増加。それが現在の「朝獲れ直送便」となりました。
開業から約3年の月日が経った今年1月、更なる飛躍を求め「魚貝販売 海人」は「魚匠 海人」へ屋号を変更しました。また、長らくサポートしてくれていた橋倉太一も6月に正式加入。現在は、朝獲れ直送便だけでなく、道の駅 紀伊長島マンボウの鮮魚部門を委託されたり、年末恒例のきいながしま港市にも毎年参加させて頂いています。そして、ホームページもリニューアルし、これまでFacebookを中心に行っていた情報発信に加え、紀伊長島港の日々の水揚げを発信するブログも開設。情報発信を続けることで微力であれ地元の活性化に繋がればと思っております。
おかげさまで海人は来年開業4年目を迎えようとしています。これも支えて下さっている皆様のお陰であると心より感謝するとともに、これからも現状に満足することなく、「紀伊長島の魚屋」としての誇りを胸に魚屋稼業に邁進する所存でございますので、今後も魚匠 海人を何卒よろしくお願いいたします。